酒蔵
清酒(純米酒)
純米酒「黒牛」

黒牛の海
紅にほふ
ももしきの
大宮人し
あさりすらしも
(万葉集巻七・藤原卿)※1
いにしえに
妹をわが見し
ぬばたまの
黒牛潟を
見ればさぶしも
(万葉集巻九・柿本人麻呂)※2
冷蔵庫で
しっかり冷やしていた所為でしょうか?
あまり薫りは強く感じません。
けれど、味は強い!
ってか濃い(笑)
純米酒らしく
お米の味がしっかりと感じられ
少し口に甘い気もしますが(^ ^;)
最初に紹介したのは
このラベルに書かれている
和歌です。
「酒銘の由来」として
裏ラベルにも記載されていますが
古くは万葉集にも歌われた
「黒牛潟」
その万葉の昔を偲べるようにと
醸され、銘に想いを込めたとか。
まったりと
馥郁と
何とも呑み応えのある味わいは
万葉の昔の
現代とはまた違った
豊かさを現しているみたいです。
冷酒でも美味しいのですが
実は燗をつけても美味しい♪
より一層香り立ち
より甘味が増している!?
ねっとりと絡みつくような甘さ。
けれど、キレが良くて
すーっと喉を通ります☆
※1 黒牛の海が 紅に染まっている
殿上人の大宮人は 漁(釣り)をしているのでしょうか
※2 昔 貴女と二人で見た夜の 黒牛潟を (一人で)見るのは 寂しいよ
商品名 純米酒「黒牛」
アルコール度数 15.6%
使用米 山田錦25% 酒造好適米75%
精米歩合 麹米50% 掛米60%
使用酵母 K9系
日本酒度 +1.0
酸度 1.6
杜氏 井口茂士(但馬流)
製造元
名手酒造店
開 栓 2007年5月17日
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